Working Axis
建物がワールド座標軸と平行でない場合に、直交スナップと角度ガイドの基準軸を建物の向きに合わせる方法を説明します。
Working Axis とは?
Working Axis はプロジェクトに保存される1つの方位角(yaw)です。
ポイントクラウドで取得した建物がワールドX/Z軸に整列していない場合、角度ガイドはワールド軸を基準に表示されるため、建物と平行な辺を描くのが難しくなります。Working Axis を建物の向きに設定すると、角度ガイドの基準軸が建物の軸に変わります。
直交スナップとグリッドは90度ごとに繰り返されるため、設定値は0度以上90度未満に正規化されて保存されます。
図形から設定
もっとも簡単な方法は、建物と平行な矩形を1つ描き、その向きを取り込むことです。
- 四角形描画モード (M)で建物の壁面と平行に矩形を描きます。
- ナビゲーションモード (A)でその 形状アイテムを選択します。
- してコンテキストメニューの Set Working Axis from Shape を選択するか、Alt+A を押します。
- 選択した図形の最小外接矩形(minimum bounding rectangle)の角度が Working Axis に設定されます。
- Set Working Axis from Shape は、頂点4つのポリゴン1つのみを選択したときに有効になります。
- Alt+A は、選択した図形から軸を取得できない場合に Working Axis を0度にリセットします。選択を解除した状態で押すと、リセットのショートカットとして使えます。
直接調整
パースペクティブ画面とトップ正射投影画面では、ドラッグで角度を直接調整できます。
- Ctrl or ⌘+Alt を押します。回転可能なグリッドと現在の角度表示が現れます。
- 押したまま+して左右に動かします。左に引くと角度が増え、右に引くと減ります。
- Shift を併せて押すと、微細に調整できます。
- Ctrl or ⌘+Alt を離すと調整が終了します。
情報
調整モードは、マウスボタンを押していない状態で Ctrl or ⌘+Alt を押したときのみ開始します。カメラを操作している途中に修飾キーを押しても調整モードには切り替わりません。
現在の値の確認とリセット
Working Axis が設定されると、ステータスバー左側にオレンジ色の Axis インジケーターが表示され、現在の角度が示されます。
- インジケーターの X ボタンをすると、Working Axis がリセットされます。
- 0度(リセット状態)ではインジケーターは表示されません。
- ドラッグ以外の方法で軸が変更されると、グリッドが一瞬表示されて変更を知らせます。
角度ガイドへの適用
Shift の角度ガイドは、基準となる前の辺やエッジがあればその方向を基準に表示されます。基準となる線分がない最初の辺では、Working Axis が基準軸になります。
- Working Axis が0度の場合は、従来と同じくワールドX軸が基準です。
- したがって、図形やグラフの最初の辺から建物の向きと平行に描けます。
ヒント
Working Axis はプロジェクトに保存されるため、一度設定すれば以降の作業でも維持されます。